「働きがいのある企業ランキング」2021年版発表!

3月のメールマガジンでご紹介したフォーチュン誌の「世界で最も称賛される企業」ランキングに続きまして、同誌による毎年恒例の「働きがいのある企業」ランキング最新版が発表されましたのでご紹介します。

上位10社と、その他の代表的小売企業のランキングは次の通りです。

◇トップ10ランキング

順位

企業名

業種

2020年順位

1

シスコ(Cisco)

IT

4

2

セールスフォース(Salesforce)

IT

6

3

ヒルトン(Hilton)

ホテル・レジャー

1

4

ウェグマンズ(Wegmans Food Markets)

一般小売

3

5

ロケットカンパニーズ(Rocket Companies)

金融

29

6

ユーケージー(UKG)

IT

-

7

テキサス・ヘルス・リソーシズ(Texas Health Resources)

ヘルスケア

15

8

カムデン・プロパティ・トラスト(Camden Property Trust)

不動産

18

9

キャピタルワン・フィナンシャル(Capital One Financial)

金融

24

10

アメリカン・エクスプレス(American Express)

金融

9

◇その他主な小売企業ランキング

順位

企業名

業種

2020年順位

14

ターゲット(Target)

一般小売

17

24

ナゲット・マーケット(Nugget Market)

一般小売

79

42

パブリクス(Publix Super Markets)

一般小売

39

69

バーリントン・ストアズ(Burlington Stores)

特殊小売

-

83

シーツ(Sheetz)

コンビニ

80

※フォーチュン(Fortune)誌データより

ランキングは、働きがいのある企業に関する調査、評価、支援を行う専門機関であるGreat Place to Work Instituteが、1998年から世界最大のビジネス誌であるフォーチュン誌と協力して調査、発表しているもので、今回で24年目となりました。

このランキングの選考基準は、職場での待遇、社会貢献度、経営の倫理性等の60項目の質問に対する満足度とし、約410万人の従業員からの回答をもとに決定しています。

今回は、新型コロナウイルスによるパンデミックという今までになかった緊急事態において、それぞれの企業による従業員の心身の健康や生活へのサポートの手厚さ、地域社会への影響力等に関する設問が新たに加わったのが特徴です。

小売業でトップになったのは前回同様ウェグマンズで、全体では4位にランクインしています。同社は1ヵ月の有給育児休暇など、かねてより従業員に対して手厚い福利厚生制度を提供している企業として高評価を得ておりますが、コロナ禍で大きな打撃を受けたレストランの従業員など約3,500人を新たに雇用し、ウェグマンズ店舗の食品セクションに配置するなど地域社会への貢献にも力を入れました。

全体ランキングで42位にランクインしたパブリクスも、コロナ禍において従業員への福利厚生にメンタルヘルスケアを新たに導入し、新型コロナウイルスに感染した従業員への全額治療費支給と特別有給休暇の付与を行うなど、常に従業員ファーストの経営を続けてきました。

同ランキング開始以来24年連続でランクインしている小売企業は、ウェグマンズとパブリクスの2社のみです。いずれもアメリカの東海岸だけで店舗展開をしているリージョナルスーパーマーケットチェーンでありながら、多くの小売店舗ランキングで常に上位にランクインしており、顧客からも従業員からも信頼される「真の一流企業」と言えるのではないでしょうか。

ちなみにアメリカの一般大衆紙大手のUSA Today社が先日発表したアメリカのベスト・スーパーマーケット・ランキングにおいて、パブリクスが7位、ウェグマンズが9位にランクインしました。こちらは近日中にトレンドピックアップにてご紹介したいと思います。


(2021.5.6配信/記事作成:イオンコンパス(株)営業戦略部)

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