◆「タコベル」オープンから一ヶ月経過も・・・なお行列!
アメリカ視察をするとSCのフードコート等でよく見かけるのが、タコスでお馴染みのファストフードチェーン「タコベル」。
1980年代の撤退以降、日本では米軍基地内でしか食す事ができなかったタコベルが本格的に日本に再上陸しました。
渋谷駅から徒歩で約5分。オープンしてすでに一か月以上経った週末の夕刻に行ってみましたが、相変わらずの行列・・・筆者の待ち時間は40分でした。
まだまだ変わらずの人気ですね。
お店での売れ筋ナンバー1はタコベル定番の「2タコス スプリーム」だそうです。
生地はカリッとした触感のコーンシェル又は柔らかいトルティーヤから選べ、お肉の種類もビーフかポークから選択可能。
辛さの程度も選べるので自分好みのタコスにカスタマイズができます。
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◆「ファストフード=不健康」のイメージに変化の波
そんなタコベルが近年の健康志向の高まりを受けて、先月26日こんな発表をしました。
「年内に異性化糖の使用を大幅に削減!」
異性化糖という単語だと「???」と思われる方も、清涼飲料水やお菓子の原材料名に記載されている「果糖ぶどう糖液糖」と申し上げた方が馴染みがあるかもしれません。
私たちが日常生活で使用する糖の代表格は砂糖ですが、砂糖よりも少量で甘みを感じやすく安価で手に入るため業務用の甘味料として使用されることが多いです。
天然素材由来という事で体に優しそうなイメージをお持ちの方もおられるのでは。
一見メリットばかりのコーンシロップですが、実は体内での吸収が普通の糖より早く、体の中ですぐに中性脂肪に変わってしまいます。
更に安価で手に入る理由は、アメリカで大量に収穫をした遺伝子組み換えのとうもろこしから抽出されるためです。
アメリカの低所得者層に肥満が多い理由は、安価なファストフードやドリンク、お菓子にこのコーンシロップを使用される事が多く、使用されていない他の食事を食べるよりも脂肪への変換が早く太りやすくなってしまうのです。
既にチポトレやパネラブレッド、サブウェイは先行して脱添加物についての発表をしており、庶民派タコベルや同グループのピザハットもヘルス&ウェルネスの流れに追随する形となっています。
今後は異性化糖の使用を中止するだけでなく段階的にトランス脂肪酸などを減らす事も同時に発表しており健康志向に応える事が企業にとって一層重要性を増していく流れを見せています。
「ファストフード=不健康」というイメージはこの先、急速な勢いで変わっていきそうですね!
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