アメリカでPBの存在感がさらに拡大!代替品から「選ばれるブランド」へ

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本年2月の弊社トレンドピックアップ記事「2025年アメリカ小売市場PBが過去最高の売上」では、アメリカのプライベートブランド(PB)の2025年売上高が、前年比3.3%増の約2,828億ドルとなり過去最高を更新したことをご紹介しました。

その勢いは、2026年に入ってからも続いています。

数字で見るPB人気

アメリカのプライベートブランド製造業者協会(PLMA)が、市場調査会社サカーナ(Circana)のデータを基に発表した最新調査によると、6月14日までの2026年上半期におけるPBの販売数量前年同期比0.2%増となりました。

一方、PBの販売数量は前年同期比0.2%増となった一方、NBは0.5%減少しており、PBがNBを0.7ポイント上回る結果となりました。これにより、PBの販売数量シェアは23.8%となり、過去最高を更新しました。

売上金額ではPBが前年並みで推移した一方、NBは2.2%増となりましたが、これはNB各社の値上げや、原材料費、燃料費、物流費などの上昇が影響しているとみられます。

商品が実際に何個選ばれたかを示す販売数量では、PBが引き続き優勢であり、アメリカの消費者によるPB支持の拡大が続いているとが分かります。

主要カテゴリー販売数量成長率

カテゴリー別に見ても、PBは幅広い分野で成長しており、食品166カテゴリーのうち52%で販売数量が増加し、非食品164カテゴリーでも39%が増加しました。特にペットケアが4.8%増、飲料が1.8%増、冷蔵食品が1.5%増となっています。

カテゴリー成長率(販売数量)
*前年同期比
ペットケア+4.8%
飲料+1.8%
冷蔵食品+1.5%

定着するPBの存在

PB成長の背景には、物価上昇による節約志向だけでなく、品質や商品開発力の向上があるということで、サカーナによる別の調査では、アメリカのPBは食品・飲料を中心に、健康志向、サステナブル商品、プレミアム商品へと領域を拡大しているということです。

特に会員制倉庫型店がPB成長の大きな牽引役となり、若いZ世代もPBを安価な代替品ではなく、品質や個性を備えたブランドとして受け入れ始めています。

関連調査では、NBしか購入しないと回答した消費者の割合が、前年の21%から10%へ大幅に低下しました。約7割の消費者が、価格が安くなるのであれば商品選択肢が少なくなっても構わないと回答しています。

アメリカのPB市場は、もはや単なる低価格商品の枠を超え、価格、品質、健康、環境対応、独自性を組み合わせた小売企業の戦略的ブランドとして定着しつつあります。

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前回のトレンドピックアップ記事「2025年最も成長したプライベートブランドTOP10」では、昨年のアメリカ小売市場で最も売り上げが伸びたプライベートブランド(PB)についてご報告しました。 今回、プライベートブランド製造業者協会(PLMA:Private Label Manufacturers Association)は、2025年のアメリカ小売市場におけるPBの年間総売上高が、前年から約3.3%増(約90億ドル)の約2,828億ドルに達し、過去最高を更新したと発表しました。これは、ナショナルブランド(NB)の1.2%増を大きく上回る成長率です。 ユニット販売量も、プライベートブランド(PB)は68.7億個と過去最高となり、前年比0.6%増となりましたが、一方でナショナルブランド(NB)は0.6%減少しました。PBの売上伸び率をカテゴリー別に見ると、冷蔵食品が6.1%増、飲料が4.8%増、ペットケアが3.7%増などとなっています。 売上シェアも過去5年間で、PBのドルシェア(売上金額の割合)は19.1%から21.3%へ、ユニットシェア(販売数量の割合)は21.6%から23.5%へと伸長しています。消費者・小売の双方において、関心がPBへ大きくシフトしていることを示しています。 売上・数量・シェアのすべてが伸びた2025年は、PBが「代替」ではなく「選ばれるブランド」へと進化した転換点と捉えることができます。小売各社にとって、PBはもはや補完的商品ではなく、中長期成長を支える中核戦略となっています。

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