2025年アメリカ小売市場PBが過去最高の売上

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前回のトレンドピックアップ記事「2025年最も成長したプライベートブランドTOP10」では、昨年のアメリカ小売市場で最も売り上げが伸びたプライベートブランド(PB)についてご報告しました。

今回、プライベートブランド製造業者協会(PLMA:Private Label Manufacturers Association)は、2025年のアメリカ小売市場におけるPBの年間総売上高が、前年から約3.3%増(約90億ドル)の約2,828億ドルに達し、過去最高を更新したと発表しました。これは、ナショナルブランド(NB)の1.2%増を大きく上回る成長率です。

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市場調査会社Numeratorは、最新の「Brands to Watch(注目すべきブランド)」調査において、2025年の米国小売市場におけるプライベートブランド(PB/自社ブランド)の年間購買データに基づく成長率から、「最も成長が顕著だったプライベートブランドTOP10」を発表しました。 最も成長が顕著だったプライベートブランドTOP10 順位PB名称企業名主なジャンル1GigglescapeTarget子供向け玩具2Well MarketCVS Pharmacyヘルス・ウェルネス3BettergoodsWalmart食品・消費財4DealworthyTaget食品・日用品5Natures NectarAldi自然派飲料6Family WellnessFamily Dollarバリュー系日用品7Earthly GrainsAldi穀物食品8Happy HarvestAldi食品(野菜中心)9Fremont Fish Market Aldiシーフード食品10B PureDollar Tree低価格日用雑貨※出典元Numerator ランキング上位に見るアルディのPB戦略 トップ10のうち、アルディ(Aldi)のPB(プライベートブランド)が4ブランドランクインしており、値ごろ感と差別化を両立した自社ブランド戦略が奏功していることがうかがえます。その背景にあるPB戦略と主要ブランドの特徴を整理します。 Aldi PBブランドの特徴 ブランド名 (種類)特徴Nature's Nectar(飲料)果汁100%ジュースからフレーバードリンクまで幅広く揃える飲料ブランド。自然な甘さや飲みやすさを重視し、家族向けのデイリー商品として定着している。Earthly Grains(穀物)米、パスタ、キヌアなど、家庭で常備される主食系アイテムをカバー。手頃な価格と調理のしやすさが特徴で、健康志向の穀物ミックスも展開する。Happy Harvest(缶詰)コーン、豆類、トマト缶など、パントリーの定番商品を扱うブランド。価格競争力が高く、まとめ買いされやすいカテゴリーで存在感が大きい。Fremont Fish Market(冷凍シーフード)冷凍魚介類を中心に、調理済み・味付け済みの簡便商品も揃える。家庭で手軽に魚料理を取り入れたいニーズに応え、冷凍食品カテゴリーの成長を牽引している。 アルディのPB戦略と成長ブランドの位置づけ アルディは、創業以来「シンプルな品揃え」と「低価格・高品質のPB比率の高さ」を武器に成長してきました。カテゴリーごとに役割を明確にしたPBブランドを展開しています。今回ランクインした4ブランドはいずれも、日常的に購入される基礎カテゴリーを担う“基幹PB”で、同社の成長を支える存在となっています。 PB成長トレンド Numeratorは2025年のPB成長トレンドについて、単なる低価格志向を超え、ブランド体験や価値提供を重視する方向へシフトしていると分析しています。今後は、更に魅力ある自社ブランドをいかに継続的に市場投入できるかが、小売各社にとって主要な差別化要因となるということです。

ユニット販売量も、プライベートブランド(PB)は68.7億個と過去最高となり、前年比0.6%増となりましたが、一方でナショナルブランド(NB)は0.6%減少しました。PBの売上伸び率をカテゴリー別に見ると、冷蔵食品が6.1%増飲料が4.8%増ペットケアが3.7%増などとなっています。

売上シェアも過去5年間で、PBのドルシェア(売上金額の割合)は19.1%から21.3%へ、ユニットシェア(販売数量の割合)は21.6%から23.5%へと伸長しています。消費者・小売の双方において、関心がPBへ大きくシフトしていることを示しています。

売上・数量・シェアのすべてが伸びた2025年は、PBが「代替」ではなく「選ばれるブランド」へと進化した転換点と捉えることができます。小売各社にとって、PBはもはや補完的商品ではなく、中長期成長を支える中核戦略となっています。

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