前回のトレンドピックアップ記事「2025年最も成長したプライベートブランドTOP10」では、昨年のアメリカ小売市場で最も売り上げが伸びたプライベートブランド(PB)についてご報告しました。
今回、プライベートブランド製造業者協会(PLMA:Private Label Manufacturers Association)は、2025年のアメリカ小売市場におけるPBの年間総売上高が、前年から約3.3%増(約90億ドル)の約2,828億ドルに達し、過去最高を更新したと発表しました。これは、ナショナルブランド(NB)の1.2%増を大きく上回る成長率です。
ユニット販売量も、プライベートブランド(PB)は68.7億個と過去最高となり、前年比0.6%増となりましたが、一方でナショナルブランド(NB)は0.6%減少しました。PBの売上伸び率をカテゴリー別に見ると、冷蔵食品が6.1%増、飲料が4.8%増、ペットケアが3.7%増などとなっています。
売上シェアも過去5年間で、PBのドルシェア(売上金額の割合)は19.1%から21.3%へ、ユニットシェア(販売数量の割合)は21.6%から23.5%へと伸長しています。消費者・小売の双方において、関心がPBへ大きくシフトしていることを示しています。
売上・数量・シェアのすべてが伸びた2025年は、PBが「代替」ではなく「選ばれるブランド」へと進化した転換点と捉えることができます。小売各社にとって、PBはもはや補完的商品ではなく、中長期成長を支える中核戦略となっています。