
ニュージャージー州を拠点とする全米最大級の小売者共同組合のウェイクファーン(Wakefern Food Corporation)が、ニューヨーク都市圏で17店舗を展開している高級スーパーマーケットチェーンのモートン・ウィリアムス(Morton Williams)の買収に合意したと発表しました。
買収されるのはマンハッタン15店舗のほか、ブロンクスとニュージャージーそれぞれ1店舗となります。買収後もMorton Williamsのバナーは継続され、Wakefern傘下の子会社が運営を行います。Morton Williamsは1952年にブロンクスで操業され、現在は第三世代運営による家族経営高級スーパーチェーンとして定評があり、都市型ライフスタイルに合わせた商品構成で人気となっています。
今回の買収は、トレーダー・ジョーズ(Trader Joe’s)やウェグマンズ(Wegmans)、ホールフーズ(Whole Foods)等の大型チェーンとの競合が激しくなり、資金力の差による今後の成長戦略のためという背景があるようです。
■ウェイクファーン https://www2.wakefern.com/ (公式WEBページ)
Wakefernは主にショップライト(ShopRite)をはじめとする複数ブランドを展開する小売者共同体(協同組合)で、全米北東部9州で360店舗以上を運営している国内最大級の食品小売協同組合です。他にPrice Rite、Fairway Market、The Fresh Grocerなどを展開しています。