発表!2020年版「働きがいのある企業ランキング」

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2月のメールマガジンでご紹介した、フォーチュン誌の「世界で最も称賛される企業ランキング」に続きまして、同誌による「最も働きがいのある企業ランキング(Best companies to work for)」の最新版(2020年)が発表されましたのでご紹介します。

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2019年版発表!世界で最も称賛される企業ランキング

2019年版発表!世界で最も称賛される企業ランキング

世界最大のビジネス誌フォーチュン(Fortune)誌恒例の企業ランキングのうち、「世界で最も称賛される企業(World’s Most Admired Companies)」部門の最新(2019年)調査結果が発表されました。 ランキングは以下の通りです。 順位企業名業種2018年順位1Apple(アップル)コンピューター12Amazon(アマゾン)インターネットサービス、小売り23Berkshire Hathaway(バークシャー・ハサウェイ)保険44Walt Disney(ウォルト・ディズニー)エンターテインメント65Starbucks(スターバックス)フードサービス56Microsoft(マイクロソフト)コンピューターソフトウェア77Alphabet(=Google) (グーグル)インターネットサービス、小売り38Netflix (ネットフリックス)エンターテインメント119JP Morgan Chase(JPモルガン・チェイス)金融1010Fedex (フェデックス)貨物輸送9※フォーチュン誌(Fortune)データより 11位以降の主な企業は以下の通りです。  順位企業名業種2018年順位12Costco(コストコ)特殊小売1320Nordstrom(ノードストロム)一般小売2821Home Depot (ホームデポ)特殊小売2225Walmart (ウォルマート)一般小売2632Target(ターゲット)一般小売3834Alibaba Group Holdings (アリババ)インターネットサービス、小売り圏外35CVS Health (CVSヘルス)ヘルスケア3945Publix Super Markets (パブリクス)一般小売圏外 選考基準は例年通りで、今回対象となるのは、指定の52業界に属する企業のうち、全米の売り上げ上位1,000社と、100億ドル以上の売上を上げているアメリカ以外の企業500社です。 その中から、それぞれの業界の上位企業が全30か国680社に絞りこまれ、各業界のエグゼティブや証券アナリストたちによる投票で順位が決められました。 実際の集約は、グローバルコンサルタント企業であるコーンフェリーグループ(Korn Ferry)とフォーチュン誌の共同により行われており、選定基準は以下の9項目です。 長期投資価値 経営の質 製品またはサービスの質 革新性 財政状態 有能な人材を惹き付ける魅力 地域社会と環境に対する社会的責任 企業資源利用の健全さ グローバル市場における競争力 1位のアップル(Apple)社は今回で12年連続の1位となりました。また、アマゾン(Amazon)は3年連続での2位となっていますが、この調査が行われたのが2018年の10月から11月にかけてであり、その後11月に発表されたアップルの第4四半期の業績はiPhoneの不振などにより、大きく落ち込んでいます。その状況が年明けになっても続いていることから、世界有数の経済誌であるフォーブス(Forbes)の電子版は、来年度は順位が入れ替わるだろうと予想しています。 また、GAFA (Google, Apple, Facebook, Amazonの頭文字をとった総称)がこれまでアメリカを代表する世界的なIT企業として注目を浴びてきましたが、その中でフェイスブック社は昨年の12位から44位と今回は大きく順位を落とす結果になりました。これは昨年夏に同社が5,000万人以上の個人情報の漏えいを発表したことによる影響が大きいと思われます。  このように業績の動向や企業イメージが大きく影響するランキングでありますが、業績の面から見ると、昨年までランク外だった中国のアリババ(Alibaba Group Holdings)が一気に34位に入っています。 アリババはアマゾンを追随する最有力企業として世界中の注目を集めており、今後もアマゾン同様に注目をしていきたいと思います。 (2019.2.15配信)

以下がトップ10の企業と、11位以下の食品小売企業のリストです。

順位企業名業種2019年順位
1ヒルトン(Hilton)ホテル・レジャー1
2アルティメート・ソフトウェア(Ultimate Software)IT8
3ウェグマンズ(Wegmans Food Markets)一般小売3
4シスコ(Cisco)IT6
5ワークデイ(Workday)IT4
6セールスフォース(Salesforce)IT2
7エドワード・ジョーンズ(Edward Jones)ファイナンス7
8ストライカー(Stryker)製造・生産11
9アメリカン・エクスプレス(American Express)金融&保険13
10キンプトン(Kimpton Hotels & Restaurants)ホテル・レジャー5
39パブリクス(Publix Super Markets)一般小売12
79ナゲット・マーケット(Nugget Markets)一般小売81
※フォーチュン誌データより

このランキングは、働きがいのある企業に関する調査、評価、支援を行う専門機関である、グレート・プレイス・トゥ・ワーク・インスティテュート(Great Place to Work Institute)が、1998年から世界最大のビジネス誌であるフォーチュン誌と協力して調査・発表しているものです。このランキングに選ばれることが「一流の企業」の証ということで、大きな注目を集めています。

今回のランキングは、職場での待遇、社会貢献、経営の倫理性等に対する満足度についての約60項目の質問に対する、約410万人の従業員からのフィードバックにより決定しています。

今回トップに選ばれたのは、昨年も1位だったホテルチェーンのヒルトン(Hilton)で、IT系以外の企業として初めて2年連続のトップとなりました。昨年に引き続き、従業員の96%が自分の職場を素晴らしいと評価し、ヒルトンで働くことを誇りと感じています。

食品小売業では、昨年3位だったウェグマンズ(Wegmans)が今年も同位にランクインしており、94%の従業員が自分の職場を素晴らしいと評価しています。また、自分たちが提供するサービスに対しては98%もの従業員が素晴らしいと感じているという結果も出ています。ウェグマンズは当社のメールマガジン記事でも度々取り上げていますが、104年続く家族経営企業であり、東海岸を中心とした企業であるにもかかわらず、米国では人気の高い食品小売企業です。2019年にはニューヨークで初めてブルックリンに出店したことでも話題となっています。

39位にはパブリクス(Publix)が昨年の12位から大きく順位を落としてランクインしました。順位は落としたものの、同社はこれで23年連続でのトップ100へのランクインとなっています。ちなみに、パブリクスは88%の従業員が自分の職場を素晴らしいと評価しています。

79位にはナゲット・マーケット(Nugget Markets)がランクインしています。ナゲット・マーケットについては、昨年の「世界で最も称賛される企業ランキング2019」にて詳しくご紹介しましたが、わずか12店舗を北カリフォルニアのサクラメントを中心に展開している家族経営の企業です。

企業規模にかかわらず、従業員満足度の向上に投資をすることで、フォーチュン誌のようなメジャーなメディアによるランキングの常連企業となり、企業イメージのアップにつなげることができます。

今年も消費者や従業員等、様々な角度から企業の評価をみることができる、フォーチュン誌のランキングに注目をしていきたいと思います。

(2020.3.2配信/記事作成:イオンコンパス(株)営業推進課))

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