発表!2026年版最新ランキング―アメリカ人が本当に“使い続けたい”と感じるグロサリーストア

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2024年2月の弊社トレンドピックアップ「アメリカ人が好むグロサリーストアランキング2024」にて、英国を拠点に顧客データ分析によるマーケティングサポートを行っている”グローバル企業ダンハンビー(Dunnhumby)社”が独自の指標であるRetailers Preference Index(RPI)からまとめた企業ランキングをご報告しました。このランキングは同社が例年公開している定点調査で、年ごとの“支持される理由”の変化が読み取れます。

今回は、2026年版の最新ランキングをご紹介したいと思います。

ダンハンビー社算出の”RPI指標”

RPI(Retailer Preference Index)指標は、ダンハンビー(Dunnhumby)社が開発した、小売業者に対する消費者の「好意度」「ロイヤルティ(継続利用意向)」を測定する指標です。

この指標は、主にグロサリーストア(食料品店)を対象にしていて、消費者への意識調査だけでなく、売上成長や市場シェア、財務・業績データ等の企業パフォーマンス関連データ等を包括的に組み合わせているのが特徴です。

単なる人気ランキングに留まらず、対象の食品小売企業の「選ばれる理由」と「競争力」を同時に示す指標として高く評価されています。

2026年最新ランキング

2026Dunnhumby Retailer Preference Index(RPI)

価格・品質・顧客体験で選ばれたトップ3

2026年ランキング最大の特徴

今回の調査結果の最大の特徴は、トップ3がいずれも地域密着型のリージョナルSMチェーンにより構成されている点です。上位3社の共通点として、以下の3つの特徴が示されています。

  • 地域の生活水準・嗜好を踏まえた価格設計「納得感のある価格」
  • PB(自社ブランド)とNB(メーカー品)を最適に組み合わせた「品質重視の品揃え」
  • セール内容が一目で伝わり、信頼が生む「安心して買える」プロモーション

2024年版では「価格」「利便性」「デジタル」が並列で高く評価されていましたが、2026年版では「節約できる実感」「品質」を同時に満たす企業が上位に入り、企業の規模や話題性より、日常的に使い続けたい店かどうかが評価されているのが特徴です。

ランキング上位企業(1位~3位)

今回トップのエイチ・イー・バット(H-E-B)(テキサス州)については、すでに何度もご紹介しており、前回のメールマガジン「顧客体験は次の段階へ」でも取り上げたばかりです。

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H-E-Bとは?テキサスを代表するスーパーマーケットの特徴と人気の理由

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流通視察ドットコムでは、主にアメリカを対象とした流通視察ツアーを定期的に実施しています。 今回ご紹介する H-E-B(エイチ・イー・バット) は、テキサス州を拠点とするスーパーマーケットチェーンです。出店エリアはテキサス州とメキシコに限られるリージョナルチェーンでありながら、各種ランキングや顧客評価で全米トップクラスの評価を受けており、地元テキサスの生活に深く根付いた存在として知られています。 今回は、H-E-Bの成り立ちやブランドの考え方、主要な店舗フォーマット(業態)の特徴を整理しながら、なぜここまで地元で支持されているのか、その理由を分かりやすく紹介します。 ●過去に募集したツアー一例【26年2月出発】アメリカ流通事情視察(ダラス)コース H-E-Bとは?テキサスを代表するリージョナルSMチェーン 創業の背景と現在の規模 H-E-B(エイチ・イー・バット) は、1905年にテキサス州サンアントニオを拠点として始まった、小さな家族経営の食料品店をルーツにもつスーパーマーケットチェーンです。現在も非上場企業として運営されており、リージョナル・スーパーマーケットチェーンとして独自のポジションを築いています。 出店エリアは、テキサス州を中心に、メキシコでもスーパーストア、スーパーマーケット、グルメマーケット、コンビニエンスストア等を展開しています。店舗数はおよそ400店舗とされ、従業員(H-E-Bでは「パートナー」と呼称)は 約154,000人 にのぼります。 全米展開のチェーンではなく、商圏をテキサスとメキシコに絞り込んでいるにもかかわらず、規模としてはアメリカ食品スーパーの中でも上位クラスに入る存在です。 「アメリカ人が好むグロサリーストアランキング2024」での評価 アメリカの消費者を対象にした調査 「アメリカ人が好むグロサリーストアランキング2024」では、H-E-B が全米の世帯を対象としたランキングで1位に選ばれています。これはアメリカ国内10,000世帯を対象にしたアンケートで、アメリカを代表する主要65のグロサリー小売企業の中で、対象の世帯が最も評価する(好きな)企業を選択した結果を集計したものです。 出店エリアはテキサス州およびメキシコに限られるリージョナルチェーンでありながら、全米の消費者を対象にしたランキングでトップに立つという結果は、H-E-Bが「テキサスのローカルスーパー」であると同時に、全米レベルでも評価されるスーパーマーケットであることを示しています。 「テキサスの人々の生活の一部」として深く根付いた存在であり、地元住民の支持を背景に、全国的な顧客調査でも高く評価されている点がH-E-Bの大きな特徴です。 「H-E-B」の由来とブランド哲学 名前の由来とスローガン 「H-E-B」という名称は、創設者の家族であり、事業拡大に大きな役割を果たしたHoward E. Butt(ハワード・E・バット)のイニシャルに由来しています。 現在では、この頭文字にあわせてHere Everything’s Better(ここでは、すべてがより良い)という意味を持たせたスローガンが掲げられており、「暮らしをより良くする場所」でありたいというブランドの姿勢を表しています。 テキサスが「故郷」と呼ぶブランド 公式サイトなどでは、H-E-Bを「The brand Texas calls home(テキサスが故郷と呼ぶブランド)」と表現しており、単なるスーパーマーケットではなく、テキサスの生活・文化と結びついた存在であることを強く打ち出しています。 実際に、H-E-Bは地元産品の積極的な取り扱い・地域のイベント・スポーツとの連携・緊急時の災害支援や食料支援といった活動を続けており、「テキサスの誇り」として認識されるブランドになっています。 社会貢献と企業評価 H-E-Bの特徴として、社会貢献へのコミットメントも挙げられます。例えば、以下のことが紹介されています。 利益の5%を、飢餓救済・教育・環境・多様性促進といった社会貢献に寄付していること フォーブス誌の「アメリカ最大の非上場企業」ランキングで上位に入る規模であり、「社会的影響力ある企業」としても複数のランキングに登場していること このような取り組みは、単に売上・店舗数の大きさだけでなく、「地域社会にどのような影響を与えているか」という観点でも評価されているチェーンであることを示しています。 見逃せないH-E-B の4大業態 H-E-Bは、単一のスーパーマーケットだけでなく、顧客層やニーズに合わせて複数の業態(フォーマット)を展開しています。視察の際には、「どの業態の店舗なのか」 を意識して見ることで、戦略の違いが分かりやすくなります。 H-E-B スーパーストア H-E-B スーパーストアは、生鮮食品から日用品まで幅広い品揃えを持つ、いわば「街の台所」のような存在です。 郊外型の大型店舗として地域密着型の大型(フルライン)SMを志向しており、生鮮・グロサリー・日用品に加えて、アプリ連動などのデジタルサービスも取り入れています。 日常使いのメイン店舗として機能しているのが特徴です。 Central Market(セントラル・マーケット) Central Market(セントラル・マーケット) は、H-E-Bグループの中でも高級オーガニック食品・グルメ食材・ワインやデリカテッセンといったカテゴリーを強みにした、プレミアム志向のグルメマーケットです。 日本ではなかなか見られないようなワインセレクションやデリ売場、「食品劇場型」ともいえる売場演出が特徴で、“食の体験”を重視した業態と言えます。 Mi Tienda(ミ・ティエンダ) Mi Tienda(ミ・ティエンダ) は、ヒスパニック文化圏の食生活に焦点を当てた業態です。メキシコや中南米の食材を中心に品揃えを構成し、食品だけでなく伝統的な雑貨や季節のイベント関連商品も扱うことで、店内全体にラテン系マーケットの雰囲気を前面に出しています。 地域の顧客構成に応じてフォーマット自体を切り替える好例であり、「誰に向けた店なのか」を明確にしたコンセプト設計を学べる事例と言えます。 Joe V’s Smart Shop (ジョーV’sスマートショップ) Joe V’s Smart Shop(ジョーV’sスマートショップ) は、低価格を前面に打ち出したフォーマットです。一般的なH-E-Bよりも品揃えを絞り込み、プライベートブランド(PB)を中心とした構成にすることで、価格を抑えたバリュー型(低価格重視)のスーパーマーケットとして設計されています。 どこまでサービスや品揃えを削ぎ落とし、その分を価格に振り向けるのかという、フォーマット設計上の割り切り方を読み取ることができる業態と言えるでしょう。 H-E-B Plus H-E-B Plus は、非食品カテゴリーを強化した大型フォーマットです。食品に加えて家電や文具、日用雑貨などの売場を大きく拡張しており、 生鮮・グロサリーをベースにしながら、生活に必要なものをワンストップでまとめて購入できるハイパーSMの店づくりを志向しています。 一般的な食品スーパーと総合小売の中間に位置づけられるフォーマットと言えるでしょう。 ダラス視察のおすすめポイント ダラスは、アメリカ南部のビジネスハブとして位置づけられる都市です。小売のイノベーション・巨大な物流ネットワーク・成長する人口と多様な市場が交差するエリアであり、小売・流通業にとっても非常に重要なマーケットです。 中南部の一大ハブマーケットとして活発な商品流通が続いていることから、さまざまな消費者ニーズに応じた新しい小売戦略や、最新の流通事情を一度に体感できる都市と言えます。 ●過去募集したツアーの一例はこちらアメリカ流通事情視察(ダラス)コース 流通視察ドットコムの海外視察・研修のご案内 流通視察ドットコムを運営するイオンコンパスでは、流通コーディネーターとともに現地のショッピングセンターやスーパーマーケットを視察するプログラムをはじめ、海外研修の企画・運営に50年以上の豊富な実績がございます。 効率よく、見どころをおさえた視察先を厳選し、1名からお申し込み可能な『流通・小売業向け視察ツアー』や、自社のみでの視察・海外研修向けの『オーダーメイドツアー』のお取り扱いをしております。詳しくは以下ページをぜひ御覧ください。 流通視察ドットコムの海外視察・研修のご案内

2位のマーケット・バスケット(Market Basket)(マサチューセッツ州)については、コロナ禍真っただ中の2022年のメールマガジン「2022年アメリカのインフレ下で信頼される小売企業」でご紹介しました。

顧客だけでなく従業員や取引先を重視し、金儲けより‘人’が大切だという経営方針で、奇跡のスーパーマーケットと呼ばれている人気リージョナルSMです。

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2022年アメリカのインフレ下で信頼される小売企業

2022年アメリカのインフレ下で信頼される小売企業

アメリカにおける食料品価格は、2022年8月に1979年5月以来最大の前年比11.4%増を記録し、9月も前年比で11.2%増と極めて高いインフレ状態が続いています。 アメリカの食品小売業団体である食品マーケティング協会(FMI – The Food Marketing Institute)の最新(8月)の消費者トレンドに関する調査では、61%の消費者が値上がりの続く食料品価格について非常に憂慮しているという結果が出ており、2月時点の調査結果から8%のアップとなりました。更に回答者の実に90%が食料品の買い控えを検討していると回答しています。 このような状況のなか、世界的顧客データサイエンス企業のダンハンビー(Dunnhumby)社が「高インフレ下で消費者から最も好まれている食品小売企業(Inflation Retailer Preference Index)」についての調査結果をまとめました。 この調査は、ダンハンビー社が2022年6月までに約18,000人の消費者を対象に行い、長引くインフレ下で消費者にとって最も好意的な企業をアメリカの代表的食品小売企業69社から選ぶというものです。 食品価格が高騰する中、日常生活を維持するために必要な食料品を購入するうえでの主な評価ポイントは以下の通りです。 ・手頃な価格設定 ・買い物のし易さ ・商品、サービスの質 ・オンライン対応力 ・在庫の豊富さ  上位15社は次の通りです。 順位企業名1マーケット・バスケット(Market Basket)2アルディ(Aldi)3ウィンコ・フーズ(Winco Foods)4グロサリー・アウトレット(Grocery Outlet)5セイブ・ア・ロット(Save A Lot)6リドル(Lidl)7ダラー・ゼネラル(Dollar General)8フード・4・レス(Food4Less)9ファミリー・ダラー(Family Dollar)10コミサリー(Commissary)11プライス・ライト(Price Rite)12エイチ・イー・バット(H-E-B)13フェアウェイ(Fareway)14コストコ(Costco)15ウォルマート・ネイバーフット・マーケット(Walmart Neighborhood Market)※Dunnhumby社データによる 今回アルディをはじめ、アメリカを代表するディスカウンターを差し置いてトップに選ばれたのは、マーケット・バスケット(Market Basket)でした。 1917年創業の同社はマサチューセッツ州を拠点に、メイン州、ニューハンプシャー州およびロードアイランド州で約90店舗を展開している低価格志向のリージョナル・スーパーマーケットチェーンです。もともと地元密着度の非常に高い企業で、常に地元の消費者に寄り添う経営を続けています。 ダンハンビー社の調査報告より、食品価格が高騰している中、マーケット・バスケットは最も顧客が頻繁に来店している企業であると評価されています。  顧客だけでなく、従業員や取引先を重要視し、お金儲けより人が大切だという経営を貫いていた当時のCEOが、売上を最優先とする株主により2014年に解任されると、従業員だけでなく、取引先や地元消費者等が一致団結してCEOを復職させることに成功したことから、マーケット・バスケットは「奇跡のスーパーマーケット」と呼ばれており、実際に書籍も出ている有名な食品小売企業です。 今回のランキングはダンハンビー社がまとめている、好きな小売企業インデックス(Retailer Preference Index)のインフレ特別バージョンになりますが、従来のインデックスでもマーケット・バスケットはアマゾン、H-E-Bに次いで3位に入っています。 日本での知名度は低くても、地元密着で高く評価されている小売企業はたくさんあります。これからもそのような企業をご紹介していきたいと思います。 (2022.11.9配信/記事作成:イオンコンパス(株)営業戦略部)

初のランクインでトップ3入りを果たしたのが、日本ではあまり馴染みが無い、ウッドマンズ(Woodman’s)(ウィスコンシン州)について、企業概要と今回のランクインの要因について簡単にご紹介します。

初のトップ3入り 「ウッドマンズ(Woodman’s)」とは?

ウッドマンズ・フード・マーケッツ(Woodman’s Food Markets)は、ウィスコンシン州ジャネスビルに本拠を置く地域密着型のスーパーマーケットチェーンで、1919年創業の歴史を持つ企業です。従業員所有(ESOP)形態で運営され、ウィスコンシン州と北イリノイ州に約20店舗を展開しています。

店舗は平均約230,000平方フィート(約21,400㎡)と大型で、豊富な品揃えとリーズナブルな価格設定が最大の特徴で、生鮮食品から一般食品、酒類、洗車場併設ガソリンスタンドなどの付帯サービスまで幅広い商品・サービスを提供しています。多くの店舗が24時間営業で、地域の“日常の買い物基点”として機能しています。従業員所有のメリットとして、現場視点の顧客対応力やサービス品質の高さが評価されています。

ウッドマンズ躍進の理由

ウッドマンズは、地域内での競争優位性を築きつつ、大規模な商品バリエーションと低価格戦略で顧客満足度を高めています。

このような価値が、2026年版RPIにおいて 総合評価の高い「価格・品質・顧客体験」要素に合致し、上位ランクインにつながりました。特に「価格実感」「品揃えの幅広さ」24時間対応など 消費者の“日常使い価値”への訴求力が評価されたことが主因です。

2026年版RPIが示す小売業の新潮流

2026年版RPIでは、価格と品質を両立し、生活者に「使い続けたいと思わせる店舗づくり」こそが持続的な競争力につながるということが明確になりました。

今後も引き続き、様々な調査結果を通して海外の最新小売り情報をお届けします。

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アメリカ人が好むグロサリーストアランキング2024

アメリカ人が好むグロサリーストアランキング2024

2022年2月の弊社メールマガジンにて、英国を拠点に顧客データ分析によるマーケティングサポートを行っているグローバル企業であるダンハンビー(Dunnhumby)社による「2022年!アメリカ人が好むグロサリーストアランキング」の結果をご報告しました。 今回7回目となる「好きな小売企業指標~Retailer Preference Index(RPI)」の2024年版が発表されたので、改めてご紹介します。 評価項目(カテゴリー) アメリカ国内10,000世帯を対象にしたアンケートで、アメリカを代表する主要65のグロサリー小売企業の中で、対象の世帯が最も評価する(好きな)企業を選択した結果を集計したもので、評価基準(カテゴリー)となったのは以下の項目です。 価格、販促活動、リワード(見返り) 品質 スピードと便利さ デジタル化への取り組み 店舗運営 最新トップ10ランキング 上記5つのカテゴリーを総合評価した最新のトップ10ランキングは以下の通りです。(参考のため2022年度、2023年度の順位も右欄に追記しております) Retailer Preference Index (RPI) 2024 2024年順位企業名2022年度順位2023年度順位1H-E-B212アマゾン133コストコ924マーケット・バスケット365サムズ・クラブ856ウェグマンズ447アルディ6128ショップライト–9ウォルマート・ネイバーフット・マーケット101410ウォルマート・スーパーセンター1315※ダンハンビー社データによる その他主要企業として11位パブリクス、12位ターゲット、15位クローガー、16位トレーダー・ジョーズ等がランクインしました。 トップにランクされたのはテキサス州を拠点とするH-E-Bで、昨年に続いて2年連続のトップとなりました。H-E-Bは、ダンハンビー社の「好きな小売企業指標~RPI」ではじめて1位を3度獲得した食品小売企業となったということで、アマゾンとトレーダー・ジョーズの2回を上回る結果となりました。 H-E-Bはメキシコにも進出していますが、アメリカ国内ではテキサス州のみでの店舗展開をしている完全なリージョナルチェーンでありながら、全米の世帯を対象にしたランキングでトップの座に3度も選ばれるというのは画期的なことと言えます。 H-E-B評価項目別順位 H-E-Bは総合ランキングで1位となりましたが、それぞれの評価項目(カテゴリー)別の順位は次の通りです。 評価項目(カテゴリー)順位価格・販促・リワード10位品質8位スピード・便利さ39位デジタル化6位店舗運営32位 御覧の通り、いずれのカテゴリーでもトップに立っていないのにも関わらず、総合ランキングで1位に選ばれたということは、企業としてのバランスが優れているということです。 アマゾン評価項目別順位 ちなみに今まで1位に2度選ばれている企業の一つであり、2022年度の1位だったアマゾンのそれぞれの評価項目における順位は次の通りです。 評価項目(カテゴリー)順位価格・販促・リワード27位品質35位スピード・便利さ12位デジタル化1位店舗運営55位 アマゾンはデジタル化の分野で突出した結果となっているのはさすがですが、それ以外の項目ではいずれも2ケタ台の順位となっています。 各評価項目トップ企業 参考のため、それぞれの評価項目でトップになった企業は以下の通りです。 評価項目(カテゴリー)トップ企業価格・販促・リワードマーケット・バスケット品質ウェグマンズスピード・便利さフェアウェイデジタル化アマゾン店舗運営コストコ ダンハンビー社は2024年の米国食料品小売市場の売上高の伸びは2023年の2.5%から大きく下がって、21世紀になって最低ラインの0.5%~1.5%と予測しています。 これは国民の可処分所得の鈍化、貯蓄率の低下、債務の増加等により、消費者にとって経済的逆風が強まりつつあることが起因しているということです。 しかし、このような環境下でもH-E-Bは常に顧客を知り、顧客のニーズの把握に積極的に取り組み、デジタル化への投資を進めることで顧客の利便性の向上を図ると同時に、地元密着仕入れによる高品質な食料品を低価格で提供し続けるなどリージョナルチェーンの優位性を背景に高評価を得ることに成功しました。 今回のランキングにはリージョナルチェーンとして4位のマーケット・バスケット、6位のウェグマンズ、8位のショップライト等がランクインしています。 因みにマーケット・バスケットについては、2022年11月のメールマガジン「2022年アメリカのインフレ下で信頼される小売企業」で取り上げているので、再読していただけたらと思います。 国土が広大なアメリカでは、全50州に店舗を展開しているスーパーマーケットチェーンはウォルマートとターゲットの2社だけですが、ホールフーズ(43州)、トレーダー・ジョーズ(43州)、クローガー(39州)、アルバートソンズ(34州)、アルディ(30州)等も全国展開を目指した店舗拡大を続けていることからナショナルチェーンと位置付けることができるでしょう。ただ、殆どのスーパーマーケットチェーンは地域性を重視したリージョナルチェーンです。 これからも様々な特徴を持った小売企業に焦点をあてていきたいと思います。 (2024.2.22配信/記事作成:イオンコンパス(株)海外仕入部)

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