先日、弊社トレンドピックアップ記事「アマゾン(Amazon)が「30分以内」の超速デリバリーの試験開始」にてアマゾンの超速デリバリーについてご紹介しましたが、今度は注文から1時間以内に商品を受け取れる新たな店舗ピックアップサービスのAmazon Rush Pickupを2026年から開始する計画が、ロイターや、ビジネス・インサイダー等のメディアにより明らかになりました。
アマゾンはこれまで超速デリバリーを軸に利便性を高めてきましたが、今回の取り組みはデリバリーではなく、即時受け取りを強化するもので、同社のEC在庫と、ホールフーズ、アマゾン・フレッシュ等の実店舗在庫を横断的に活用し、顧客が1時間以内に店頭で受け取れる仕組みとなっています。
これまでの、“速さ=デリバリー”という常識を崩し、受け取り方の選択肢を広げたもので、今後即時性をめぐる競争は「何分で届くか」だけでなく、「どこで、何分以内に、どう受け取るか」というフェーズに入ったことを示すものとして注目されています。