ターゲット(Target)は、12月09日に新コンセプトストア「Target SoHo」をマンハッタンの中心部ソーホー地区(住所:600 Broradway)にオープンしました。
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「Target SoHo」の新コンセプトを探る
この店舗は従来の「日用雑貨・生活必需品」中心から方向転換し、トレンド性の高いファッションやビューティアイテム、季節ごとのトレンドアイテムを中心にトレンド発信基地としての役割を明確にし、デザイン感度の高い顧客をターゲットにしたブランド体験型ストアという位置づけです。
店内はいくつかのゾーンで構成されます。
The Drop @ Target(季節・トレンドスペース)
毎月テーマが変わる限定商品展示(アパレル・ギフト等)により、来店のたびに新しい発見が得られる。
Broadway Beauty Bar(ビューティゾーン)
インフルエンサーや一流メイクアップアーティストが厳選した商品(スキンケア、メイク、小物等)を ストーリー仕立てで展示。
Curated By(インフルエンサーコラボゾーン)
NYのトレンドセッターやデザイナーが厳選した商品を、主に若年層向けに展示。
Gifting Gondola(ギフトゾーン)
ホリデー・記念日向けの商品をまとめたゾーンで、SNS映えを意識したディスプレイ手法を採用している。
Selfie Checkout(体験型セルフィースポット)
チェックアウト横に撮影ポイントを配置し、SNS投稿を促進。 店舗体験を共有したくなるスポットとしてデザインされている。
ソーホー新店舗が示す進化戦略
ニューヨークのファッションとデザインの最先端地区であるソーホーにオープンしたこの店舗は、ターゲットが“低価格の量販店”から“デザインと体験を提供する小売ブランド”へ進化するための象徴的な店舗です。
若年層・観光客・トレンド志向の顧客を取り込みながら、ブランド価値の再構築を目指す取り組みとして位置づけられています。