
アメリカのドラッグストアチェーン大手ライトエイド(Rite Aid)が、2025年10月6日全店舗の営業を終了したことが明らかになりました。
公式サイトではAll Rite Aid stores have now closed(全店舗閉鎖)と告知が掲載され、63年にわたる歴史に幕を下ろしました。
1962年に創業し、最盛期には全米で4,600店舗を展開し、CVS、Walgreensに次ぐ業界3位を誇っていましたが、2020年代に入り業績が悪化、特にオピオイド(鎮痛薬)訴訟問題による巨額の和解金負担や、コロナ禍後の人件費・物流コストの上昇、Eコマース対応の遅れが経営を圧迫しました。
同社は2023年に連邦破産法第11章(Chapter 11)を申請し、店舗削減・債務圧縮を進めて一度は再建を試みましたが、改善は進まず2025年5月に再び破産を申請しておりました。