
アマゾン(Amazon)が、イギリス(英国)内で19店舗を展開するスーパーマーケットチェーン『アマゾン・フレッシュ(Amazon Fresh)』の14店舗を閉店し、残りの5店舗については同社傘下でオーガニック・スーパーマーケットチェーンを展開する『ホールフーズ・マーケット(Whole Foods Market)』店舗に業態転換すると発表しました。
プレミアム・オーガニック志向の需要を背景に、ホールフーズのブランド力を軸に再編するものです。
従来の「価格訴求+利便性」から「ブランド信頼性+高付加価値」への軸足変更は、地元大手のテスコ(Tesco)やセインズベリー(Sainsbury’s)といった競合企業との差別化戦略でもあります。今後3年間で400億ポンド(約5,370億ドル)を英国市場に投資する計画も発表しており、新規店舗網整備による実店舗重視から、オンライン・生鮮デリバリー強化に方針転換した結果です。
なお、この店舗閉鎖と業態転換の具体的期日については言及されていませんが、2026年度中に完了させるという現地報道もあります。
Amazon(UK)公式HP:https://www.amazon.co.uk/