
アメリカのソフトウェア大手アドビ(Adobe)社の最新データによると、2025年7月のアメリカ小売りサイトへのトラフィックは、生成AI経由が前年同期比で4,700%増(47倍)に達したということです。
これは米国内の小売りサイトへの1兆回を超えるトラフィックを分析したもので、現在の消費者は商品サーチ、おすすめ提案、割引情報、買い物リスト作成などで生成AIを活用しており、これは昨年のサイバーマンデー時の前年同期比1,950%増からさらに進化した結果となりました。
AIが買い物導線を変える:滞在時間+32%、離脱率−27%という衝撃
アドビ社のレポートでは、米国民の約38%がすでにショッピング時にAIを利用しており、52%が今年中に使用開始したいと考えているということです。AI経由の訪問者は、サイト滞在時間が32%長く、閲覧ページ数が10%多く、バウンス率(離脱率)が27%低いという結果も出ているということです。
米国はAIで“買う”、日本はこれから
ちなみに日本の消費者で買い物時にAIを利用したことがあるのは12%程度ということです。