発表!全米小売業売上高ランキング(2018年版)

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小売業界は日々変化し続けており、特に近年はデジタル技術の進展が業界の勢力図を大きく塗り替えています。2018年のアメリカ(米国)の全米小売業売上高ランキングでは、長年トップを走るウォルマートに加え、アマゾンが急速に順位を上げるなど、注目すべき動きが見られました。

今回は、最新のランキングをもとに、業界の現状と今後のトレンドをわかりやすく解説します。

全米小売業売上高ランキング

順位 昨年順位 全米小売業売上高ランキング 売上高(全米)
単位(10億ドル)
1 1 ウォルマート・ストアーズ 374.80
2 2 クローガー 115.89
3 7 アマゾン 102.96
4 3 コストコ 93.08
5 4 ザ・ホームデポ 91.91
6 6 ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス 82.75
7 5 CVSヘルスコーポレーション 79.54
8 8 ターゲット 71.88
9 9 ロウズ 63.13
10 10 アルバートソンズ 59.72
11 11 ロイヤルアホールド・デレーズUSA 43.20
12 13 アップルストアーズ/アイチューンズ 38.60
13 14 ベストバイ 38.59
14 12 マクドナルド 37.64
15 15 パブリクス 34.56
16 18 TJX 27.40
17 19 アルディ 25.86
18 17 メイシーズ 24.76
19 20 ダラーゼネラル 23.47
20 21 H-E-B 21.94
21 22 ダラーツリー 21.91
22 16 ライトエイド 21.52
23 24 コールズ 18.90
24 25 ベライゾン・ワイヤレス 18.89
25 46 YUM!ブランズ 17.97
26 26 マイヤー 17.15
27 28 エース・ハードウェア 16.62
28 29 スターバックス 16.53
29 27 ウェイクファーン/ショップライト 16.30
30 32 ノードストローム 14.77

ランキングの傾向と分析

2018年版のランキングでは、昨年7位だったアマゾンウォルマートクローガーに続いて3位となりましたが、そのほかのトップ10の企業には大きな変化はありませんでした。

継続した強さを見せる上位10社

今回トップ10にランクインした企業のうち、8社(ウォルマート、クローガー、ターゲットコストコホームデポ、ウォルグリーン(現ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス)、CVSロウズ)は10年前もトップ10に入っており、企業の継続した強さを感じます。一方のアマゾンは、10年前のランキングでは25位でした。

アマゾンの躍進

アマゾンはホールフーズ買収によって、オムニチャネル・リテーラーとして新たなスタートを切っていますが、ウォルマートなどの各小売業もオムニチャネルに力を入れています。また、アマゾンゴーに代表されるテクノロジーを活用した新しい取り組みも小売業のトレンドとなっています。クローガーの新しい店舗では、アプリと連動したオムニチャネルの取り組みやデジタルディスプレイを使った情報提供の実験をしており、今年中に新型店舗を200店まで拡大する予定とのことです。

強固にランキング上位を守る企業も、積極的に消費者ニーズに合わせた取り組みを行っており、今後のアマゾンの成長と共に引き続き注目していきたいと思います。

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