発表!!「働きがいのある企業ランキング2018」

1月のメールマガジンでご紹介した、フォーチュン誌の「世界で最も称賛される企業ランキング2018」に続きまして、

同誌の「最も働きがいのある企業ランキング2018(Best companies  to work for)」が発表されましたのでご紹介します。

以下がトップ10の企業です。

順位

企業名

業種

2017順位

1

Salesforce

IT

8

2

Wegmans Food Market

一般小売

2

3

Ultimate Software

IT

7

4

The Boston Consulting Group

コンサルティング

3

5

Edward Jones

ファイナンス

5

6

Kimpton Hotels & Restaurants

ホテル・レジャー

14

7

Workday

IT

18

8

Genentec

バイオベンチャー

6

9

Hyatt

ホテル・レジャー

32

10

Kimley-Horn

コンサルティング

11

 

このランキングは、働きがいのある企業に関する調査、評価、支援を行う専門機関である、グレート・プレイス・トゥ・

ワーク・インスティテュート(Great Place to Work Institute)が、1998年から世界最大のビジネス誌であるフォーチュン誌と協力して調査・発表しているもので、このランキングに選ばれることが「一流の企業」の証ということで大きな注目を浴びています。

毎年約50か国の約7,000社、500万人を超える従業員がこのランキングに参加しており、今回のアメリカのランキングは、約31万5,000人の従業員からのフィードバックにより決定しています。

 

食品小売企業では、昨年も2位だったウェグマンズ(Wegmans)が今年も唯一トップ10入りをしており、従業員からの評価の高さが伺えます。ウェグマンズは昨年1年間で、約5,000万ドルを従業員の啓発活動や能力開発などに投資しており、更に約500万ドルの奨学金を従業員に支給しています。

その結果、ウェグマンズへの従業員からの評価は以下のように高い数値となっています。

・92%が、自分の職場はグレート(素晴らしい)と評価している

・97%が、自分の職場の雰囲気は最高であり、働くことにプライドを持っている

・96%が、自分の職場の上司を最高であると評価している

・95%が、仕事にやりがいがあり、充分な報酬を得ている

 

同じく食品小売企業で昨年21位だったパブリクス(Publix)は、今年は47位となっており、更に昨年58位だったホールフーズ(Wholefoods)はランク外となりました。ホールフーズについてはアマゾンにより昨年買収されたことで、労働環境に大きな影響が起きているという報告もあり、今回のラング外につながったのかもしれません。

 

また、昨年までの11年間で8回の1位を獲得していたグーグル(Google)が、今回は100位以下となり、ランキング外となったことが大きなニュースではないでしょうか。昨年のトップ5企業の中で唯一、今回ランクインしなかった企業となりました。

具体的な理由についての言及はされていませんが、労働市場や労働問題などについての調査・情報発信を行っているエイチアール・ダイブ(HR Dive)社によると、昨年社内での男女間における待遇をはじめとした性差別についての告発メモを発表したエンジニアを解雇したことが、大きな原因の一つとされています。グーグルのように世界的な企業になればなるほど、このようなダイバーシティに関する問題は大きくクローズアップされる傾向にあり、今後も大企業にとって大きな課題になるであろうとされています。

 

一方で、エイチアール・ダイブ社によると、昨年の8位から今回トップになったセールスフォース(Salesforce)社は、ダイバーシティ推進に力を入れたことが今回の大躍進につながったものとしています。セールスフォース社は、1999年にサンフランシスコで創業した、ウェブ・ブラウザ・システムをCRM(顧客管理)や営業支援システムに応用して、企業と顧客をつなげる世界トップレベルの顧客管理プラットフォームを提供しています。ダイバーシティ推進として、男女間の待遇格差の是正に取り組み、約600万ドルに相当する賃金格差を無くし、出産休暇、育児休暇、介護休暇をはじめ、従業員への様々な教育機会の提供などおこなったとのことです。

 

1月のメールマガジン「発表!世界で最も称賛される企業ランキング」で1位と2位になったアップル(Apple)とアマゾンは、いずれも今回の「働きがいのある企業ランキング」に入っていません。社外からの評価と、社内からの評価は必ずしも一致しないということなのでしょうか。

 

(2018.2.28配信)

 

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