昨年12月のメールマガジンにて、レジでの精算が不要なコンビニ型の店舗である「アマゾン・ゴー」について紹介しましたが、その後一般消費者向けのオープンに少々手間取っているようです。
一方で、ニューヨークタイムズ紙をはじめとする複数のメディアによると、アマゾンが生鮮食料品の実店舗販売に向けてのひとつのステップとして計画していた、ドライブスルー型のピックアップ専用店舗(Amazon Fresh Pickup)をシアトルに2店舗オープンしたとのことです。
アマゾンフレッシュのアプリからオンラインで生鮮食料品を注文できるのは従来の通りですが、ピックアップ専用店舗を利用する場合は、注文時に受け取り時間を指定し、指定した時間に専用店舗のパーキングに車を停めると、店員が準備した商品を車まで運んでくれます。 最短15分で商品を受け取ることができるとのことです。
また、注文し忘れたものがある場合には、ピックアップ店舗のタブレット端末から追加購入することも可能です。
現在オープンしているのはシアトルのSodo店舗とBallard Neighborhood店舗の2か所で、当面従業員のみが利用可能とのことです。 一般向けのサービス開始時期について、アマゾンはまだ言及していないようですが、年内に更に5店舗をオープンする予定とのことです。
このアマゾンフレッシュ・ピックアップ店舗の他にも、加速するアマゾンの実店舗への複数の取り組みについてご紹介します。
【アマゾンブックス】
アマゾンのオンラインサイトでの売れ筋の書籍を中心に品揃えした実店舗で、先週オープンしたシカゴ店で5店舗目の
出店となりました。今後もニューヨーク・マンハッタンをはじめとした5店舗のオープンを予定しています。
星数評価、カスタマーレビューおよび専門家からのおすすめ情報などを総合して販売書籍を決定していますが、今後の実店舗展開における商品戦略の核となるのは、間違いなく同社オンラインサイトでの売れ行き情報となります。
※現在オープンしている店舗は以下の通りです。
1
州
ワシントン(Washington)
都市
シアトル(Seattle)
2
カリフォルニア(California)
サンディエゴ(San Diego)
3
マサチューセッツ(Massachusetts)
デッドハム(Dedham)
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