今後に注目!米国・超大型アウトドア専門店「バスプロショップ」

日本でアウトドアと言えばキャンプや釣りなどのイメージですが、米国では広大な国土ならではの大自然を楽しむことのできるハンティング(狩猟)などもアウトドアスポーツとしてとても高い人気があります。そのため、日本では見られないような、大規模なアウトドアスポーツ専門店も全米に店舗を展開しています。


米国のアウトドア専門店としてはバスプロショップ(Bass Pro Shops)が最大手であり、エンターテイメント性の高い店舗は、当社でも大人気の視察先です。バスプロショップは1972年の創業で、カナダで出店している5店舗を含めて現在99店舗を展開しています。フィッシング用品、猟銃を含むハンティング用品、ボートなどの大型アウトドア用品、プライベート・ブランドのアパレル用品などアウトドアに関わる商品が、圧倒的な品揃えの下で、シーン別に陳列されています。また、巨大な水槽、人工の滝や川、動物のはく製等が設置された店内は、大人も子どももワクワクするような大自然の臨場感があります。店内では子ども向けのワークショップも開催されており、台頭しているオンラインショッピングでは味わうことのできない、店舗ならではの「体験」を提供する店舗づくりが行われています。バスプロショップの店舗には、年間約1億2000万人の顧客が訪れています。

 

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今年10月3日にバスプロショップが合併を発表したのは、バスプロショップに次ぐ全米第2位のアウトドアスポーツ専門店であるカベラス(Cabela’s)です。カベラスは1961年に創業し、バスプロショップとアウトドア業界を牽引してきた企業です。現在は、主に米国西部とカナダに85店舗出店しています。臨場感のある店内ディスプレイなど、バスプロショップとの共通点も多くみられます。

 

両社の統合は、米国の一部メディアで昨年から報道されていましたが、今月、両社の公式HPでも正式に発表されました。合併後もカベラスの屋号はそのまま利用される予定で、バスプロショップ、カベラスそれぞれのロイヤルティ・プログラムも変わらずに継続されるとのことです。バスプロショップのCEOであるジョニー・モリス氏は、ハンティングに強みのあるカベラスとフィッシングに強みのあるバスプロショップが一緒になることで、ひとつの「アウトドア・ファミリー」として両社共に発展していきたいと述べています。

 

バスプロショップもカベラスも自社サイトにて商品のネット販売を行っていますが、猟銃などの銃は対面でなければ、販売が許可されていません。銃の販売が許可された実店舗を持つアウトドア専門店は、オンラインショッピングではまかなうことのできない大きな強みを持っていることになります。

 

エンターテイメント性の高い店舗づくりや、銃の販売などの実店舗の強みを活かした運営を行っている2社が合併することによって、どのようにオンラインショッピングに対抗していくのか、今後に注目です。

 

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