ホールフーズが新業態の出店計画を発表

テキサス州オースティンに本部を置く「ホールフーズ・マーケット」より、価格志向の新しいコンセプトの店舗「365 by Whole Foods Market」の出店計画が発表されました。

同社によると、2016年下半期の第1号店となるロサンゼルス近郊シルバーレイクを皮切りに、ワシントン州ベルビュー、テキサス州ヒューストン、オレゴン州ポートランド、カリフォルニア州サンタモニカにて「365 by Whole Foods Market」を2017年までに出店する計画です。

ホールフーズ・マーケットは現在、ロサンゼルス地域で24店舗を運営しています。

シルバーレイクの店舗は、現在も従来型の「Whole Foods Market」として営業しており、「365 by Whole Foods Market」の1号店に転換することで、同地域で既に確立した効率的なオペレーションと有能なスタッフという基盤を活かすことができ、迅速な店舗のオープンが実現できるとしています。

「高品質・低価格の両方が強く求められる商圏に店舗を確保できたことについて非常に興奮しています」と話すのは365 by Whole Foods Marketのジェフ・ターナス社長。

「ロサンゼルスのシルバーレイクエリアは最初の店舗を出店するのに理想的なコミュニティです。ホールフーズマーケットから引き継がれた最高の購買体験と、新しい驚きを提供できると考えています。この斬新なフォーマットとユニークな品揃えは、消費者の期待する品質や透明性を確保し、利便性と価値の提供が両立できると考えています。」  

 
ニュースリリースによると「365 by Whole Foods Market」は、新鮮でヘルシーな食品を今よりも更に幅広い顧客層に提供し、価値ある購買体験を通してホールフーズマーケットのブランドをより強固なものにする事に加え、お客さまに「より便利で楽しい購買環境」と「業界をリードする品質基準」とを両方を提供していく事が述べられています。

新コンセプトの店舗は、ホールフーズで既に展開しているPB「365 Everyday Value」を中心とした品ぞろえで、若年層や価格志向の顧客層もターゲットとして取り込んでいく戦略のようです。
オーガニックだけでは差別化が難しくなっている現在、ホールフーズの新しい取組がどのような「付加価値」を提供できるかが注目されます。

※写真はホールフーズで定番となっているPB「365 Everyday Value」

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