２０１３年９月に売却合意が発表され、英テスコから投資会社ユカイパ社傘下となったフレッシュ＆イージー。

ユカイパ社による買収後は、産卵後７２時間以内のフリーレンジ（平飼い）の卵など自然食品ブランド「ワイルド・オーツ」（※２０１４年４月にウォルマートも導入を発表）の商品を一部導入したり、２４時間営業の店舗を増やし朝食メニューを導入したり、従来のセルフ・レジは残しつつフルサービスのレジ（スタッフが商品のスキャン・袋詰めを行い代金を受け取る）を常備したり、と商品やオペレーションに変化が見られていた同社ですが、２０１４年１２月に新業態店「スマーター・マーケット」が発表されました。

レイアウトは刷新され、低い棚・什器により広々とした店内にリニューアル。さらに「ファーマーズ・マーケット」として青果コーナーを拡大、生鮮食品売場も拡大されました。セルフサービスのドリンクバー（Beverage Bar）には、コーヒー（１．４９ドル〜）・エスプレッソ（１．９９ドル〜）・カプチーノ（１．９９ドル〜）・ラテ（１．９９ドル〜）・スムージー（３．９９ドル）・昆布茶（１．９９ドル）・絞りたてのオレンジジュース（４．９９ドル）などが揃っています。最大の特徴は、店の中央に設置されたホットフード・バーの「フレッシュ・ツー・ゴー（Fresh To Go）」。ロサンゼルスで人気のベーカリー「ラ・ブレア・ベーカリー」のパンを使った作りたてサンドイッチや焼きたてのピザ、ホットスープなどが提供されています。また、イートインコーナーには電子レンジやWi-Fiが完備され、購入した商品を店内で食べることも出来ます。

同社は、アリゾナ州・カリフォルニア州・ネバダ州に１６７店舗を展開（２０１４年１２月現在）していますが、まずはラスベガスにある７店舗を「スマーター・マーケット」に改装オープン、今後は１７店舗の改装を完了する予定、としています。