祝祭日例 | セール例 | ディスプレイ例 | |
1月 | 1日:ニューイヤーズ・デー 第3月曜日: マーティン・ルーサー・キング・デー | ニューイヤーズ・デー・セール マーティン・ルーサー・キング・デー・セール | |
2月 | バレンタイン・デー・セール | バレンタイン | |
3月 | セント・パトリック・デー・セール イースター・デー・セール | セント・パトリック・デー イースター | |
4月 | 母の日(第2日曜日)セール | ||
5月 | 最終月曜日:メモリアル・デー (戦没将兵追悼記念日) | メモリアル・デー・セール | |
6月 | 父の日(第3日曜日)セール | ||
7月 | 4日:インディペンデンス・デー (独立記念日) | インディペンデンス・デー・セール | 新学期 |
8月 | |||
9月 | 第2日曜日:コロンブス・デー | コロンブス・デー・セール | |
10月 | ハロウィーン・セール | ハロウィーン | |
11月 | 第4木曜日:サンクスギビング・デー | サンクスギビング・デー・セール | |
12月 | 25日:クリスマス | アフタークリスマス・セール | クリスマス |
◆新学期
米国では9月から新学期のため、店頭はインディペンデンス・デーの前〜9月末頃まで文具や衣類などの新学期商戦のディスプレイとなります。米国小売業にとって、新学期商戦はクリスマス商戦に次ぐ繁忙期とも言われています。
米国のホリデーシーズン<11月の第4木曜日のサンクスギビング・デーから12月末頃まで>
全米小売業協会によると、2013年の米国小売業の売上総額(自動車、ガソリン、外食を除く)は3兆800億ドル(約363兆4,400億円、1ドル=118円換算)に対して、11月・12月は同5,926億ドル(約69兆9,268億円)と、年間売上の5分の1がこの期間に集中しており、ホリデー・ショッピング・シーズンとなっています。
一般的に、感謝祭直後の金曜日から始まり、小売店が大々的にバーゲンセールを行い、小売業界が一斉に黒字になることから「ブラックフライデー」と呼ばれています。感謝祭と週末に挟まれたこの金曜日を法定休日にしている州もあり、そうではない州でもこの日に休暇をとる人が多く、クリスマスプレゼントを買いに街にくり出します。しかし、近年では競合よりも先にバーゲン目当ての買い物客を獲得するため、感謝祭の午後から夜通しで営業し、前倒しでバーゲンセールを始める動きが広がっています。複数のメディア報道によると、ブラックフライデーの買い物客数はここ2年間で減少傾向にあり、感謝祭の夜に買い物に出かけ、金・土・日曜日は休暇を楽しみ、買い忘れがあればオンラインで調達する、という購買パターンが一般化しつつあります。
こうした購買パターンの定着は、オンラインショップの売上にも顕著に表れています。感謝祭の休日明けの月曜日は、オンラインショップの売上が跳ね上がることから、「サイバーマンデー」と呼ばれるまでになりました。さらに、感謝祭からセールをスタートするオンラインショップも増えており、感謝祭・ブラックフライデーともに売上を伸ばしています。こうしたオンラインショップに対抗するため、大手チェーンでは、実店舗・オンラインストアのホリデーセール期間中の配送料を無料にするなど、対策を打ち出しており、その競争の行方にも注目が集まります。
そして、クリスマスが終わると大バーゲンセール「アフタークリスマス・セール」が始まりますが、「ブラックフライデー」同様、前倒しで始まる傾向にあります。こうしたセールの前倒しや頻繁に販促活動が行われることで、買い物の分散化も進む傾向にあります。
全米小売業協会は、2014年11月・12月の総売上高は昨年より、4.1%増の6,169億ドル(約72兆7,942億円)になると予測しています。
2014.12.26
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