メルカドーナ(MERCADONA)〜顧客参加型の商品開発が話題のスペイン最大小売企業

 

 メルカドーナ MERCADONA

1977年創業のスペイン最大の小売企業。2012年度の総売上高は190億7,700万ユーロ(2兆4,800億円)で前年比7%、純利益5億800万ユーロ(約710億円)、純利益率2.68%、スペイン国内でのシェアは18.7%にも及びます。1981年にはわずか8店舗でしたが、2000年には493店舗、2013年には1,411店舗にまで拡大、2014年7月現在では1,497店舗を展開しています。失業率が26%にまで上昇したスペインで、今なお成長し続けています。


創業当時は精肉専門店でしたが、現在の社長であるホアン・ロイグ氏が経営を担い始めた80年代に、スーパーマーケットの展開に乗り出しました。80年代後半、仏カルフールや独アルディなど海外の大手小売の参入に伴い、価格競争が激化すると、同社は安売り競争に見切りをつけ、1993年にはバリュー・フォー・マネーで勝負するという独自路線「ALP」(Always Low Prices with highest quality)に切り替え、本格的なPB開発に取り組み始めました。PB開発に共同で取り組むサプライヤーの選定には、高品質かつ低価格を目指す同社のビジョンに共感し、同社とともにそのビジョンを追求しているといった独自の選定条件を設けています。この条件を満たしていれば、大企業に限らず漁師や生産者とも直接契約し、直接仕入れることでコストを削減、同社が目指す質と価格を実現しています。


厳選されたサプライヤーとともに生み出される同社の4つのPB(下記参照)は、1996年の発売以来、順調に売上を伸ばしブランドシェアを拡大、同社の取扱商品8,000種類のうち約4割を占めています。また、同社には「モニター」と呼ばれる顧客調査を専門に行う社員がおり、顧客の声を常に拾い上げています。例えば、2011年に始まった「The Apron Strategy」というプログラムは、消費者のライフスタイルや消費スタイルから、PBの開発や改善に繋がるニーズを見つけ出す、というもので、実際に顧客が参加をしています。他にも一部の店舗には「イノベーション・センター」が併設され、商品に対する意見や提案がある顧客を招き、顧客の声を直接聞き出す仕組みを設けています。こうして集まった声をもとに新たな商品が開発されたり、既存の商品が改善され、その商品は早ければ約2ヶ月後には店頭に並ぶと言われています。こだわりを持ったサプライヤーの選定を行い、そのサプライヤーとはビジョンの共有により長期的な信頼関係を構築、また顧客の声を常に反映し開発されたPBは、顧客から高い支持を得ています。

 

 

4つのPB

◆HACENDADO(アセンダード)…グローサリー、冷凍食品類
◆BOSQUE VERDE(ボスケ・ヴェルデ)…家庭・クリーニング用品
◆DELIPLUS(デリプラス)…ヘルス&ビューティー
◆COMPY(コンピィ)…ペットフード

 

 

 

 

 

 

 

上記企業の視察に関するお問合せ・ご相談はこちら

TEL : 043-350-3611

コーポレイト営業部 

取扱営業時間:9:00〜18:00(土日祝日は除く)


メールでのお問合わせはこちら
上記企業の視察をオーダーメイドで2名様から承ります
「米国オリジナル流通事情視察研修」

▲このページのトップに戻る